桜川市真壁町で定期開催されている「まかべ朝市 -THE DAY MONTHLY PROJECT-」は、歴史ある町並みで朝のひとときを楽しめる地域密着の朝市イベントです。
江戸時代からの町割りが約400年変わらず残り、100棟以上の国登録文化財が立ち並ぶ真壁の街を舞台に、新しい朝のカルチャーを創造しようと企画されました

地元の若い世代が中心となって立ち上げた月イチのプロジェクトで、懐かしい城下町に朝の賑わいを取り戻すことを目指しています
本記事では、開催日時・場所から出店内容、歴史的背景、アクセス、口コミ、そして周辺の見どころまで、真壁朝市の魅力を余すところなくご紹介します。
開催日時と頻度 – まかべ朝市はいつ開かれる?
まかべ朝市は毎月1回、主に日曜日の朝に開催されます。



おおむね毎月、最終日曜日の午前に定期開催されています
基本的な開催時間は、朝8時頃から正午前後までで、具体的には午前8:00開始、午前11:00頃終了が目安です。真壁のひな祭りが開催されていた2月(23日・第2回)は、午後1:00まで開催されていました。
2025年前半は、1月26日(第1回)、2月23日(第2回)、3月23日(第3回)と連続して開催され、4月以降も月1回ペースで継続されています(4月27日、6月29日、7月27日…と日程が予定)
ただし開催日は月によって多少変動する場合もあるため、最新情報は公式Instagramなどで告知されるスケジュールを確認すると確実です



開催日は朝早い時間帯ですが、地元の方はもちろん観光で訪れる方も朝の爽やかな空気の中ゆったり楽しめるよう設定されています。
「朝の陽気を浴びながら、ノスタルジックな雰囲気をお楽しみください」と公式でも案内されている通り、早起きして出かける価値のあるイベントです。
開催場所 – 真壁伝承館と歴史薫るロケーション
会場は桜川市真壁町真壁にある「真壁伝承館」周辺です。
真壁伝承館は、古い町並みの中心部に位置する歴史資料館・交流施設で、その中庭や隣接する広場(中央公園)が朝市の会場として使われています。
周囲には江戸時代からの土蔵造りの商家や古い建造物が立ち並び、朝市を歩きながら真壁の重要伝統的建造物群保存地区ならではの風情も堪能できます。
まさに「どこか懐かしい町並みと商人の情緒」に包まれた会場で、ノスタルジックな雰囲気が朝市の魅力を一層引き立てています。
会場住所: 茨城県桜川市真壁町真壁198(真壁伝承館)
真壁伝承館は普段は歴史資料館として9時~16時30分に開館しており(※月曜休館)、朝市開催時には資料館の開館時間前ですが、建物周辺の屋外スペースがマーケット会場として利用されます。
入場料は無料で、事前予約等も不要です。ふらっと立ち寄って気軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。
アクセス情報 – 行き方と駐車場
真壁朝市の会場・真壁伝承館へのアクセスは、車でも公共交通でも可能です。
車でのアクセス
最寄りの高速ICは北関東自動車道・桜川筑西ICから約20分、または常磐自動車道・土浦北ICから約50分程度で到着します。筑西方面や常磐道方面からドライブして訪れる方が多く、真壁の街並みに入ると歴史的な建物が目に留まります。
鉄道・バスでのアクセス: 鉄道の場合はJR水戸線の岩瀬駅が最寄駅です。岩瀬駅からは桜川市のコミュニティバス「ヤマザクラGO」が真壁方面へ約30分間隔で運行しており、乗車約30分で真壁伝承館周辺に到着します(「真壁駅」バス停などで下車)。バス本数は多くないため、事前に時刻表を確認すると安心です。タクシー利用の場合は岩瀬駅から約20分で会場に着きます。
駐車場
会場周辺には無料駐車場が用意されています。特に高上町駐車場は市営駐車場で、会場まで徒歩4~5分と便利です



朝市来場者はこの駐車場の利用が推奨されています。駐車場から会場まで歩く途中にも古い町並みが続くので、散策気分で向かいましょう。
「高上町駐車場」(桜川市真壁町真壁279-1)



公共交通で行く場合、朝市の開催時間に合わせて少し早起きが必要ですが、朝の静かな真壁の街にバスで揺られて到着するのも風情があります。
車の場合は、帰りに周辺スポットへ足を延ばすこともできるので、旅のプランに合わせてアクセス手段を選んでください。
出店の種類 – 真壁の地元野菜からグルメ・雑貨まで盛りだくさん
まかべ朝市には毎回およそ15前後の出店者が集まり、バラエティ豊かな商品やグルメを提供しています。



地元の新鮮野菜や果物、季節の花卉(花の苗や切り花)などの農産物直売はもちろん、こだわりのグルメ屋台や手作り雑貨の店まで幅広いラインナップです。
地元農家さんによる採れたて野菜の販売、園芸店による色とりどりの花や苗木、焼き立てパンや焼き菓子のベーカリー、さらには本格コーヒーやスムージー・ジュースのドリンクスタンドなどが並びます。
グルメ系では、カレーライスやラーメン、エスニックなタイ風ラーメン、アメリカンなキューバサンド、昔懐かしいりんご飴まで、多様なフードが朝から楽しめます。
雑貨系では、木工品やフラワーアレンジメント雑貨、オシャレなアクセサリー類を扱うお店や、子どもが喜ぶバルーンアートのワークショップなども出店しています。



出店内容は回によって少しずつ異なりますが、「飲食や雑貨など多数の魅力的な店舗が軒を連ねる」朝市との紹介通り、毎回訪れる度に新しい発見があります。
地元真壁のお店だけでなく近隣地域からのゲスト出店もあり、「こんなものまで買えるの?」という品に出会えるのも楽しみです。
話題のご当地グルメ「朝ラーメン」も登場
まかべ朝市限定の「朝ラーメン」も要チェックです。
茨城県内で人気のラーメンチェーン「活龍(かつりゅう)」などを手がける企業とコラボし、「真壁に朝ラーメンの文化を」というテーマで開発された特製ラーメンは、朝市限定メニューとして提供されています。
醤油ベースのまろやかなスープにチャーシューやメンマが乗った一杯で、朝でも重たすぎずあっさり食べられるよう工夫された味わいです
価格は1杯700円(トッピング次第で変動)ですが、朝にラーメンをすする背徳感も相まって癖になると評判です。
来場者の口コミ・評判
「真壁朝市行って来ました お目当ては本場のイギリスパイ。友だちの妹夫婦が経営しています…」と、特定の出店グルメ目当てに朝から駆け付けたという声がありました。珍しい英国風パイを販売するお店も出ていたようで、「本場の味を朝市で買えるなんて!」と来場者を喜ばせています。
「初めて行ったけど本当に本当に良かった。お肉もサイドメニューももちろん、店員さんがとても丁寧で最後まで気持ちよく過ごせました…!」(SNS投稿より)といった感想も見られ、出店者の対応の良さやイベントの雰囲気に満足した来場者も多いようです。朝早くから準備しているスタッフやボランティアの温かなもてなしが感じられたということでしょう。
「今回は新たな名物も登場しました。まかべ朝ラーメンです。 地元のラーメン店と協力して誕生した朝ラー、美味しくいただきました。これからも頑張ってほしいです。」と書かれており新企画の朝ラーメンも実際に食べた方から高評価を得ています。地元民から「これからも続いてほしい」と期待されている様子が伝わってきます。



「ノスタルジックな街並みでほっこりした」「朝から色んな美味しいものが食べられて幸せ」「子供も大人も楽しめた」といったポジティブな評判が目立ちます。



初めて訪れた観光客は真壁のファンになって帰っていくことも多く、リピーターとして次回以降の朝市にもまた訪れたいという声も聞かれますね。
地元の人から観光客まで、誰もが笑顔になれる朝市として定着しつつあると言えるでしょう。
おわりに
真壁町で開催される「まかべ朝市」は、歴史ある町並みを舞台に地元愛が詰まった心温まる朝のイベントです。
開催日時やアクセスをチェックして、ぜひ一度足を運んでみてください。



地元産の新鮮な野菜やここでしか味わえない朝グルメを堪能し、ヨガや散策でリフレッシュしながら、真壁の人情あふれる雰囲気に触れれば、きっと笑顔で一日をスタートできるでしょう。



地元の人にとっては誇らしい交流の場、観光客にとっては真壁ファンになる入り口として、今後も「まかべ朝市」が末長く続いていくことを期待したいですね。
次回の開催情報は公式Instagram等で発信されていますので、興味を持った方はフォローして最新情報をチェックしてみてください。
それでは、真壁の町で素敵な朝のひとときをお過ごしください!