茨城の桜の名所【千年の桜が咲く桜川】山が桜色にパッチワークのように染まる絶景へ

春、桜の季節になると日本各地から花の便りが届きます。その中でも古くから「西の吉野、東の桜川」と称される桜の名所があるのをご存知でしょうか​。

奈良県吉野山の桜と並び称されてきた茨城県桜川市の「桜川のサクラ」は、千年以上の歴史を誇る特別な桜の里です​。

平安時代から人々に愛され、多くの歌に詠まれた桜川の風景は、まるで時間を超えて私たちを春の桃源郷へ誘ってくれるようです。

今回は、そんな桜川市の桜の魅力と観光スポット、訪れる前に知っておきたい歴史・文化的背景をやさしく丁寧にご紹介します。

目次

千年の桜が咲く、桜川の桜の魅力

茨城県桜川市の桜には、ほかとは違う特別な魅力がたくさんあります。

ここでは、その中でも特に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。

自生する55万本のヤマザクラ

桜川市の桜の魅力と特徴は、なんと言っても野生のヤマザクラが織りなす素朴で奥深い美しさです。

平安時代から自生する山さくらが群生しており、その数は約55万本にも及ぶともいわれます​

山さくらはソメイヨシノとは異なり、一斉には咲きません。

桜川の山さくらは、それぞれの木によって花色も葉の芽吹き方も違うため、山全体が色とりどりのパッチワークのようになります​

ソメイヨシノのように一斉に咲き一斉に散る桜も美しいですが、ヤマザクラが織りなす移ろいゆく景色はまた格別です。

日本最古級の「桜の名所」

桜川市は、日本でも最も古い時代から桜の名所として知られてきた土地です。

平安時代に編纂された『古今和歌集』にも、桜川の桜を詠んだ歌が収められています。

室町時代には世阿弥が桜川を題材にして能『桜川』を創作しました。

また、江戸時代には歴代将軍により花見の名所を作る際に植樹をされました。 特に、水戸藩第2代藩主・水戸光圀公に愛されたそうです。

通称、水戸黄門様だね

千年以上もの間、人々が桜を愛で、歌い継いできた場所、それが桜川市なのです。

観光地用に植えられた桜ではなく、自然の桜がもともと自生していた土地という、特別感があります。

桜川のヤマザクラは、国の天然記念物

桜川市のヤマザクラ群は、ただ美しいだけではありません。

その貴重さと価値から、国の天然記念物に指定されています。

自然に育ったヤマザクラがこれほどの規模で残されている場所は全国的にも珍しく、そのため桜川の桜は、国が守るべき文化財レベルの桜として、大切に扱われています。

自然のままの姿を今に伝える、かけがえのない桜です

それを実際に歩きながら体感できるのは、とても特別なことですね

一本ごとに違う個性、一期一会の景色

桜川のヤマザクラは、接ぎ木(クローン)ではなく、種から自然に育ったものがほとんど。

種から自然に芽生えた桜たちなので、一本一本に違った個性があります。

花の色も、白、淡いピンク、濃いピンクとさまざまです。

咲くタイミングもそれぞれ違いますし、花と一緒に芽吹く葉の色も違います。

山を見上げれば、ピンク、白、緑、赤茶色の新芽が入り混じったパッチワークのような風景が広がります。

まさに「その日、その瞬間だけ」の春の絶景が、桜川にはありますね。

人が多すぎないので、静かに桜を楽しめる

桜川市の桜の名所は、観光地として大規模に整備されているわけではありません。

それが逆に、静かに桜を楽しめる大きな魅力になっています。

山全体に広がるヤマザクラなので、人が密集することが少なく、川のせせらぎや鳥の声を聞きながら、ゆったりとお花見ができます。

「人混みに疲れた」という人にも、自然の中で心を休める、本来のお花見の楽しさを思い出させてくれる場所です。

桜とともに、周辺の歴史文化も一緒に楽しめる

桜川市は、桜だけではありません。

岩瀬地区には由緒ある磯部稲村神社があり、また真壁地区には江戸時代の町並みが残る真壁の町並み(重要伝統的建造物群保存地区)も広がっています。

桜を愛でるだけでなく、古い町並みを歩いたり、歴史あるお寺や神社に立ち寄ったりと、一日を通して深い時間を過ごすことができます。

春の花に包まれながら、過去から続く人々の営みにそっと触れられる、そんな地域です。

悠久の時を経た里山ならではの趣を感じさせてくれますね

桜川の桜は、遅咲きのため見頃は4月上旬~中旬頃

見頃はソメイヨシノより少し遅く、例年4月上旬~中旬頃になります​

ソメイヨシノの満開を見過ごしてしまった人には、嬉しい遅咲きの桜ですね

満開の時期に山肌を眺めれば、薄紅、白、若葉の緑、芽吹いた赤茶色の葉が重なり合い、自然が描いた色彩画のような絶景に出会えるでしょう​

桜川で楽しめる観光スポットやイベント

まず春の訪問なら見逃せないのが、桜の開花時期に合わせて開催される「桜川の桜まつり」です。

例年3月上旬から4月下旬にかけて、市内各所の桜名所を舞台に桜まつりが行われ、多彩なイベントやライトアップが企画されます​

磯部桜川公園と櫻川磯部稲村神社周辺

磯部桜川公園と櫻川磯部稲村神社周辺では夜桜ライトアップが実施され、昼間とは一味違う幻想的な桜風景を堪能できます。

期間中、神社では地元のボランティアによる無料の桜ガイドツアーも行われており、案内を聞きながら散策すれば桜川の歴史や見どころをより深く知ることができます

桜めぐりはまずこの神社からスタートするのがおすすめといわれるほどで、ここを起点に高峯山方面へハイキング気分で山桜を探しに行く人もいます

桜祭りの時期には露店が出たり、郷土芸能の披露、写真コンテストなども催され、地域全体が春の賑わいに包まれます。

真壁町にある真壁の古い町並み

真壁地区は江戸時代からの蔵や商家が立ち並ぶ風情ある街並みが残されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています​

毎年2月~3月には「真壁のひなまつり」が開催され、町中の旧家や商店に雛人形が飾られて華やかな雰囲気になります。

桜の季節より少し早い時期ですが、運が良ければ雛飾りと残り梅や早咲き桜を同時に楽しめるかもしれません。

真壁城跡も近くにあり、歴史散策をしながら春の草花を愛でるのも良いでしょう​

雨引観音

桜川市街から車で約20分ほど移動すれば、標高537mの雨引山中腹に建つ古寺雨引観音(あまびきかんのん)(楽法寺)にも行けます。

雨引観音は安産や子育ての御利益で知られる関東有数の霊場ですが、春は境内が花の名所となり賑わいます​

平成の天皇陛下と皇后陛下が、令和の天皇陛下(徳仁天皇)を出産されるときに安産祈願をされたことでも有名なお寺です

河津桜やシダレ桜、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど約3000本もの桜が植えられており、3月上旬の河津桜に始まり4月下旬まで長い期間さまざまな桜を楽しめます​

3月中旬には「河津桜祭」、4月上旬から中旬には「雨引観音桜祭」が開催され、夜間ライトアップや雅楽の奉納なども行われます

境内で放し飼いにされている孔雀やうさぎといった動物たちと桜のコラボレーション写真も撮れますよ

桜川市は周辺に筑波山や笠間、益子といった観光地も多く、ドライブしながら“花巡りの旅”を計画するのも素敵です

りんりんロード

つくば霞ヶ浦りんりんロードは、茨城県にある全長約180kmのサイクリングコースです。​

旧筑波鉄道の廃線跡約40kmと、霞ヶ浦の湖岸道路約140kmを組み合わせて作られています。

コースは主に平坦で、初心者の方でも安心してサイクリングを楽しめますよ。

桜川市内のりんりんロードでは、道沿いや旧筑波鉄道の駅跡地に桜が植えられていて、春の散歩やサイクリングにおすすめですよ。

特に、100年以上前に作られた石造りのホーム跡に咲く桜は、古き良き時代の面影を残し、訪れる人に歴史のぬくもりを感じさせてくれます。

沿線には、旧駅舎を利用した休憩所や、地元の食材を楽しめる飲食店など、サイクリストに嬉しい施設が点在しています。

桜川市へのアクセス

桜川市にまでのアクセス方法をご案内しますね

電車

東京方面からのアクセスは、電車ならJR水戸線の岩瀬駅が玄関口。
岩瀬駅から桜の名所まではタクシーで約15分、または季節運行の「ヤマザクラGO」バス(桜川市内循環バス)で約20分ほどです

なお、公共交通利用の場合は本数が限られますので、事前に時刻表を確認し、余裕をもって計画すると安心です。

車の場合は、北関東自動車道の桜川筑西ICで降りて国道50号線を東へ約15分走ると桜川市街に到着します

真壁地区へは桜川筑西ICから南下、桜川の桜の名所(磯部地区)へはICから北上すると便利です。

比較的都心からのアクセスもしやすく、日帰り旅にも向いています。

東京方面からなら、常磐自動車道の土浦ICや、桜土浦IC、つくばICで降りて、筑波山方面へ北上するといいですね

桜川市の桜 動画紹介

本記事では上記動画より一部引用させていただいております

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真壁の特産物

茨城県桜川市真壁の特産品には、次のようなものがあります。

  • 石材業
  • コシヒカリなどの米
  • 日本酒
  • せんべい
  • ふくれみかんの七味
  • 桜川産の果物のジャム
  • そば粉、乾麺、生麺、そば茶、ぶどう
  • 桜川産小麦ユメシホウ使用の丸大豆醤油
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