桜川市の特産品や観光資源を全国へ。必要なのは「伝える仕組み」とWebマーケティング。【桜川市経済圏構想】

私は、生まれ育った桜川市を、これからも活力あるまちとして未来へつないでいくために、「桜川市経済圏構想」を掲げています。

前回の記事では、その構想についてご紹介しました。

小林かつのり

簡単に言えば、地域で買えるものは地域で買い、地域の外からはお金や仕事を獲得することで、桜川市の経済や生活インフラを守っていこうという考えです。

そのためには、市内のお店を利用するだけでなく、桜川市の魅力や商品をもっと多くの人へ届ける仕組みも必要です。

その鍵になるのが、私が長年仕事として携わってきたインターネットによるマーケティング戦略だと考えています。

小林かつのり

ちなみに私は、桜川市で美容室を経営する一方で、東京や海外企業のマーケティングコンサルティングを行っています。

目次

桜川市には、まだ伝わっていない価値がたくさんある

数年前から、自身のマーケティングのスキルを生かして、桜川市の魅力や認知度について分析をし、情報を発信すること続けてきました。

そこで気付いたことがあります。

桜川市には、全国へ通じる独自の価値がたくさんあるにもかかわらず、その魅力が十分に伝わっていないということです。

たとえば、昨年2025年は、ふるさと納税による寄付額が過去最高を更新しました。

また、筑波山系の山々には首都圏から登山やアクティビティを楽しみに訪れる方が増えています。

クマが全国的に出没する中、首都圏近郊の熊のいない山は、これまで以上に価値が高まっていると私は考えています。

そして、歴史や文化に魅力を感じて何度も足を運ぶ方や、それをきっかけに移住を考える方もいます。

つまり、桜川市には人を惹きつける価値があるのです。

しかし、その多くは「知る人ぞ知る」状態にとどまっています。

小林かつのり

私は、桜川市には魅力が足りないのではなく、「伝える力」がまだ十分ではないと考えています。

桜川市の価値を届けるには、インターネットの活用が欠かせない

桜川市には全国へ発信できる魅力があります。

小林かつのり

しかし、その価値を必要としている人へ十分に届けられているかというと、まだ改善の余地があると私は考えています。

まず現状として、県外における桜川市の認知度は決して高いとは言えません。

桜川市に関する公式SNSも運用されていますが、まだ多くの人へ情報が届いている状況とは言えず、全国的なインフルエンサーやメディアで継続的に話題になる機会も多くはありません。

一方で、明るい材料もあります。

コロナ禍以降、桜川市を舞台としたテレビ番組の撮影が増えてきました。

また、「るるぶ」による桜川市の観光冊子は、市外から訪れる方にとって、とても分かりやすく魅力を伝える取り組みだと感じています。

小林かつのり

つまり、桜川市には発信する素材がないのではなく、発信の機会や方法をさらに広げていく余地があるということです。

インターネットを活用し、経済や関係人口を築いていく

もちろん、やみくもに観光客を増やせば良いという話ではありません。

観光公害を起こさないように、地域の受け入れ体制や自然環境とのバランスを考えながら、桜川市らしい魅力を適切に伝えていくことが大切です。

私は、そのためには宣伝量を状況を見ながら調節しやすい、インターネットをもっと戦略的に活用する必要があると考えています。

桜川市を知らない人に知ってもらう。

興味を持ってもらう。

実際に訪れてもらう。

そして、商品を購入したり、リピーターになったり、移住や関係人口につなげる。

小林かつのり

こうした流れをつくることが、桜川市経済圏構想を実現するための大切な一歩になると考えています。

ホームページがあるだけでは、インターネットを活用しているとは言えない

ここで、一つ誤解されやすいことがあります。

「インターネットを活用しましょう」と聞くと、多くの方はホームページを作ることを思い浮かべるかもしれません。

しかし、マーケティングの視点では、それだけでは十分とは言えません。

ホームページは、情報を掲載する場所です。

小林かつのり

たとえると、お店のパンフレットを作っただけで、配られていない状況です

私が初めて20年以上前に自社のwebサイトを作ったころは、作るだけで宣伝効果はありましたが、今は情報過多な状況なので作っただけでは、誰にも気づいてもらえません。

どれだけ立派なホームページを作っても、その存在を誰にも知られていなければ、お客様が訪れることはありません。

本当に必要なのは、「見つけてもらう仕組み」です。

Google検索で見つけてもらう。

Googleマップから来店につなげる。

SNSで商品の魅力や地域の情報を発信する。

動画で体験やストーリーを伝える。

オンラインショップで全国から購入できるようにする。

お客様の口コミが、新しいお客様との出会いにつながる。

これらが連携して初めて、インターネットマーケティングが機能します。

小林かつのり

それぞれのインターネットツールの役割を理解し、複数のツールを組み合わせながら、「知ってもらう」「興味を持ってもらう」導線を設計する必要があります。

桜川市の行政関連のサイトや、市内の事業者にも、こうしたインターネット戦略を取り入れることで、今まで届かなかったお客様へ価値を届けられる可能性があります。

私は、それが桜川市経済圏構想を実現する大きな一歩になると考えています。

桜川市の魅力を伝えるネット戦略は、5つの仕組み作り

桜川市経済圏を実現するためには、地域のお店を応援するだけでは十分ではありません。

地域全体で「伝える仕組み」と「売れる仕組み」をつくる必要があります。

そのために、私は次の5つを提言します。

1.行政と民間が一丸となって桜川市を発信する

行政だけでも、民間だけでも限界があります。

それぞれが持つ情報発信力を生かしながら、桜川市全体の魅力を一緒に発信していくことが大切です。

行政のWebサイトは、一般的に検索エンジンからの信頼性が高く評価される傾向があり、検索結果でも上位に表示されやすい特徴があります。

この強みを生かしながら、民間事業者の情報とも連携することで、桜川市全体の情報発信力を高められる可能性があります。

また、情報を掲載するだけではなく、「見やすい」「使いやすい」「訪れてみたい」と感じてもらえるデザインや、動画を活用した情報発信にも力を入れるべきだと考えています。

2.無料で使えるインターネットツールの活用を支援する

Googleビジネスプロフィールをはじめ、無料でも効果的なツールは数多くあります。

これらを適切に活用することで、Google検索やGoogleマップから新しいお客様と出会える可能性が大きく広がります。

しかし、活用方法が分からず十分に使いこなせていない事業者も少なくありません。

一方で、こうした知識不足につけ込み、高額な契約を勧める悪質な営業も存在します。実際に桜川市内でも被害に遭われた事業者がいると聞いています。

デジタル化が急速に進む今だからこそ、行政や民間が協力し、無料ツールの活用方法を学べる機会をつくることや、悪質な業者から地域の事業者を守る取り組みも必要だと考えています。

3.オンライン販売できる事業者を積極的に紹介する

すでにオンライン販売に取り組んでいる事業者の商品は、もっと多くの人に知ってもらうべきですが、一社だけで広告を出し続けるには、多くの費用と時間が必要になります。

だからこそ、個々の事業者だけで頑張るのではなく、桜川市の特産品や地域の商品をまとめて紹介し、地域全体で応援する仕組みがあってもよいと考えています。

行政、民間、そして桜川市に関わるインフルエンサーなどが力を合わせて情報を発信することで、個々では届かなかった人へも魅力を届けられるようになります。

4.オンライン販売が難しい事業者を支援する

良い商品やサービスを持っていても、オンライン販売の方法が分からない事業者は少なくありません。

また、販売方法を知っていても、人手や時間、コストの問題から取り組めない事業者もあります。

そのような事業者に対して、販売ノウハウの提供や販売代行など、地域全体で支援する仕組みがあれば、新しい販路を開拓することができます。

地域には、まだまだ全国へ届けられる商品が数多く眠っていると私は考えています。

5.オンライン桜川ショッピングモールをつくる

私が最終的に目指しているのは、桜川市の事業者が一体となって情報発信や販売ができるオンライン上のプラットフォームです。

イメージとしては、桜川市に関わる事業者だけが参加できる「楽天市場」のような仕組みです。

私が目指しているのは、単なるショッピングサイトではありません。

各事業者の商品を販売できることはもちろん、それぞれの事業者のホームページやオンラインショップへのリンクを設置し、観光情報やイベント情報、地域の魅力などもまとめて発信できる「桜川市の総合ポータルサイト」のような役割も持たせたいと考えています。

地域の人が「桜川市で何か買いたい」と思ったとき、まず「桜川市場(仮称)」を開けば、市内で購入できる商品やサービス、事業者を簡単に探すことができます。

一方、市外の人にとっては、桜川市の特産品や観光情報を知る入口となり、そのまま商品を購入したり、お店を訪れたりするきっかけにもなります。

私は、そんな「桜川市の入口」となる仕組みをつくりたいと考えています。

すべての商品を、このサイトで直接販売する必要はありません。事業者がすでに自社のホームページやECサイト、Amazonや楽天市場などで販売しているのであれば、そこへ案内するだけでも十分です。

インターネット販売だけを目的とした構想ではなく、タウン情報サイト

実は、私自身も桜川市に長年住んでいますが、「こんなお店があったのか」「こんなサービスを提供していたのか」と後になって知ることが少なくありません。

市民でさえ把握しきれていないのですから、市外の人が知る機会はさらに少ないでしょう。

だからこそ、「桜川市にはどんな事業者があり、どんな商品やサービスがあるのか」を分かりやすく紹介することも、この仕組みの大切な役割だと考えています。

桜川市の情報を分かりやすく一元化したサイトをスタイリッシュに作る

大切なのは、「桜川市で買えるもの」を一か所に集約し、市内の人も市外の人も迷わず目的の事業者へたどり着ける環境をつくることです。

インターネットで商品やサービスを探すとき、いきなり大手通販サイトへアクセスするのではなく、まずは「桜川市場(仮称)」をのぞいてみる。

そんな行動が少しずつ定着すれば、これまで市外へ流れていたお金の一部を地域の中で循環させることができるようになります。

私は、この「桜川市場(仮称)」が、桜川市の事業者、市民、そして市外のお客様をつなぐ入口となり、桜川市経済圏構想を支える重要なインフラの一つになると考えています。


実は、私はすでに小さな実験を始めています

ここまで書いてきた内容は、机上の空論ではありません。

私は、この考え方を形にするため、実験的に桜川市の事業者や地域情報を紹介するWebサイトの制作・運営を始めてみました。

実際に運営してみることで、多くの気付きがありました。

たとえば、桜川市にはまだオンライン販売に対応している事業者が少ないことや、事業者の情報を集めること自体が簡単ではないことなど、実際に取り組んだからこそ見えてきた課題があります。

一方で、「こんなお店があったのか」「こんな商品があったのか」と、新たな発見も数多くありました。

私は、この経験を通して、桜川市にはまだまだ発信されていない価値がたくさん眠っていることを改めて実感しています。

もちろん、私一人のWeb制作やプログラミングの技術だけでは実現できることに限界があります。

私が目指しているのは、一つのWebサイトを作ることではありません。

桜川市の事業者が参加し、市民にも利用され、市外の人にも価値を届けられる仕組みを、地域全体で育てていくことです。

そのためには、行政や商工会、地域の事業者、そして市民の皆さんが、それぞれの立場で力を合わせることが欠かせません。

私は、これからも小さな実践を積み重ねながら、この構想を少しずつ現実のものにしていきたいと考えています。


まとめ

桜川市には、全国へ届けられる価値があります。

足りないのは価値そのものではありません。

その価値を必要としている人へ届ける仕組みです。

私は、その仕組みをインターネットマーケティングによって実現できると考えています。

地域の中でお金を循環させ、地域の外から新しいお金を呼び込む。

その両方を実現することが、桜川市経済圏構想の大きな柱の一つです。

私はこれからも、小さな実践を積み重ねながら、この構想を少しずつ形にしていきたいと思います

大型店やインターネットの普及によって、これまで地域ごとに築かれてきた経済のつながりは大きく変化しました。

新たなインターネットの活用法により、地域の中でお金が循環し、市外からも新しい価値を取り込める、新しい地域経済圏を再構築するのが私の目指す桜川市経済圏です。

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小林かつのり

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  • せんべい
  • ふくれみかんの七味
  • 桜川産の果物のジャム
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